ロシア国営原子力企業ロスアトムは2021 2 2125 日、ロシア科学文化センターとの共催により、エジプトのカイロおよびアレクサンドリアにおいて初めての科学フェスティバルを開催した。

このフェスティバルはロシアでの原子力関係学位取得をエジプトの学生たちに勧誘することを目的の一つとしており、カイロのロシア科学文化センターで行われた開会式にはカイロの大学などの学生が保護者とともに招待され、原子力技術の有用性やロスアトムが進めているエジプト初の商業用原子力発電プロジェクトなどが紹介され、トムスク工科大学で原子力関係学位を取得した最初のエジプト人留学生たちとの座談会も行われた。

同国は、第3 世代炉のVVER-12004 基によるダッパ原子力発電所の建設を計画しており、2026 年の初号機運開を目指している。

ロスアトムは同種のフェスティバルをインド、バングラデシュ、ウズベキスタン、ベラルーシなどでも開催している。