ロシア極東での原発建設構想について、ロシアのシュリギノフ・エネルギー相は6日、「一つの候補が沿海地方の南部だ」と述べた。同地域は日本海に面する地域。ロシアは今後、発電に占める原発の割合を増加させる方針だ。
シュリギノフ氏は、極東ウラジオストクで5日開幕した東方経済フォーラムの極東の電力問題に関する会議で発言した。「まだ最終的な決定はしていない」とも話した。
ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」によると、現在、ロシア国内の11の原子力発電所で37基の原子炉が稼働している。このうち極東では北部のチュクチ自治管区にビリビノ原発と、世界初となる船舶型の水上小型原発がある。