◇ロ韓がロ極東の合同事業について協議

極東・北極圏開発省はロシア極東に韓国の投資家も呼び込もうとしている。目下のところ、サハリンにおける一部の大型プロジェクトが検討対象となっている。

極東・北極圏開発省の説明によると、同省のアレクセイ・チェクンコフ大臣と韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第一次官がソウルで会談。韓国の大手企業も10社ほど同席した。

チェクンコフ大臣によれば、投資家誘致が計画されているのは、サハリンの水素とガスの製造プロジェクトだ。また、韓国側が水素エコシステムの創造、太陽光・風力・潮力発電に参画する可能性も検討されている。

崔次官は、サハリンにおける水素産業クラスターの形成が韓国で盛んに注目されていることに言及。ロシア側からはロスアトム、KAMAZ、極東・北極圏開発公社、サハリン州開発公社がプロジェクトに参加している。これらの企業は水素鉄道車両以外にも、島内でグリーン輸送機関を開発する可能性を探ることにしている。(EastRussia 112日)